アレルギー性鼻炎のレーザー治療
花粉症について
一度発症してしまうと、ほとんどの人が一生悩まされるという花粉症。花粉症の人にまず注目してもらいたいのが、初期治療法です。火事もそうなのですが、火が燃え広がってしまうと消火も大変ですが、ごく最初ならバケツ一杯の水で消し止めることができます。花粉症も症状が出る前だと、かなりきれいに抑えることができます。
市販薬もあるのに何故わざわざ病院に行かなければいけないの?と、思う人もいると思いますが、市販薬は軽症には効果はありますが、飲むと眠くなり口が渇くなどの副作用もあります。
一方、当院で処方される薬なら効き目が良く眠くなりません。
それでも鼻づまりがひどい方にはレーザー治療があります。レーザー治療は、特に鼻づまりに効果があります。
レーザー治療について
外科治療法として注目されているのが、レーザーによる治療です。これは特に鼻づまりがひどい人にお勧めの治療法です。
手術で鼻の粘膜を焼きかためるので鼻水が少なくなります。基本的に、鼻の粘膜が腫れて鼻の穴をふさいでしまう部分をかためてしまおうという考えです。
レーザーによる治療は他の治療法に比べ出血がなく、腫れが少ない為、治りが早い。入院も不要で術後の通院も短いとされています。
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レーザー内容について
注射ではなく麻酔液を浸したガーゼを鼻の奥に約20分程詰め込みます。(レーザーより麻酔を入れた瞬間の方が痛いと思います。)レーザー自体はあまり痛みは無いですが、鼻を開いている方が少し痛いです。
手術自体は麻酔が20分、レーザー自体は片側5分程で終わるごく簡単なものですが、手術後2、3日程度は鼻粘膜が腫れ上がり花粉症の様に鼻がつまった状態や鼻水が出る状態になります。
手術後、一週間ほどでかさぶたが取れ、鼻水・鼻づまりなどの症状が改善されていきます。
レーザー前の注意点
- レーザー治療をしても粘膜が再生し、症状が再び戻ってきます。早い人で3ヵ月後には再発するケースも。その場合、再手術が可能です。
- 喘息発作時にはレーザー治療をしていません。レーザー後、鼻が通りすぎて花粉が鼻に入り込んで喘息発作を起こす場合があるためです。
- レーザー治療を行う時は必ず朝食、昼食等をとるようにしてきてください。
レーザー後の注意点
- 当日の入浴は軽く済ませてください。
- 当日のお酒、タバコは控えてください。
- 出血が少しあっても心配ありませんが、鼻を強くかまないでください。
費用について
レーザー治療は保険適用になります。下記はレーザーのみの金額です。
保険3割負担の方で両側約8770円
※上の金額はあくまでレーザーのみの金額で、初診の方や薬の処方料、診察代などは別途必要となります。ご了承ください。
レーザー手術後の経過(当院スタッフの場合)
私も実を言うと杉とヒノキの花粉症なのです。この時期はすごい辛くて辛くて。。。そして昨年に初めてレーザー治療を行ってもらいました!!
すると鼻づまりがなくなったのと同時にかゆみもおさまりました!!毎年、鼻が真っ赤になる位かゆくて鼻をこすっていたのですが、それもなくなりました。薬を飲んでいたという事もあると思いますが。
さてつい長くなってしまいましたが昨年同様、今年もレーザーをあててもらいました。レーザーをした事のない方にその後の不安や、どういう風になるだろう、という質問があるためレーザー後の私の1週間を載せることにしました。
- 1日目・・・とにかく鼻水が出る出る。
- 2日目・・・鼻水が出る。何回も鼻を強くかみ過ぎてすぐ止まったが少し鼻血がでた。スタッフ失格だ!!
- 3日目・・・早くもかさぶたがあらわれた。1、2日目より鼻水はましだ。
- 4日目・・・かさぶたが取れる取れる!!
- 5日目・・・昨日までの症状に比べると鼻水はましに。
- 6日目・・・朝、鼻が通る!!!鼻水少ない!!!
- 7日目・・・鼻は全くつまらない!!!鼻水も少ない!!!